太田産地

太田産地/ニットへの想いを

 太田産地は、群馬県太田市を中心にした長短複合のニットの産地です。東京に近いという地の利を活かして女性用のセーターやカーディガンなどを生産しています。

 ニット生産が本格化したのは戦後ですが、急速に拡大して1980年代に出荷のピークを迎えました。しかし、他のニット産地同様に90年代にはアパレル生産の海外シフトの影響を受けて受注が減少、厳しい状況になりました。それでも残った企業のニットづくりへの想いは今も変わっていません。

 太田ニット工業協同組合は「OTA KNIT」ブランドで、チクチクしないマフラーやショール、洗えるニットマスクなどを販売しています。また、関東経済産業局は太田市のニットを「令和2年度売れる地域ブランド育成・定着支援事業」の「地域でつくる地域ブランド」採択地域に決定しました。