尾州産地

尾州産地/サステイナブルな毛織物

尾州という名前は昔の「尾張の国」の通称からきており、愛知県一宮市を中心とした毛織物の産地のことです。国内の毛織物の約8割を生産しており、強みは糸から染色整理までの製造工程が産地内にそろっていることにあります。北陸など他産地との交流もあり、新しいモノ作りも進んでいます。

 その歴史は古く、弥生時代の遺跡から出土した土器には麻織物が使われていたとみられる布目があります。奈良時代には絹織物を生産していました。その後、綿織物も扱うようになりましたが、明治に入って綿花の栽培が困難になると、毛織物の生産に活路を開きました。ウールはもともとサステイナブル素材で、生分解性があります。しかも保温、撥水、燃えにくい、消臭などの機能も備えています。衣料品としても長く着用されており、エシカルファッションの担い手です。